感動するバイヤー 〜2009年上期 Buyers’ HUB開催



 先週の土曜日、新たな試みとして企画したBuyers’ HUBが開催された。バイヤー達の沸き立つ熱意に、梅雨がどこかへ行ってしまった・・・・・・そんなアツ〜い模様の一端をご紹介する。

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 開催したのは、西麻布のとあるお店。申し込み人数こそ当初計画の参加者数は確保されていたが、実際は何人来るのか?がとても不安。幸いにも梅雨のまっただ中にしては天候に恵まれたので、なんとかなるかも、との期待は持っていた。


 この「HUB」は、購買ネットワーク会や私塾とは異なり、バイヤーに集まってもらって、飲み且つ食べながら、話をして貰うのが目的。まさに「人脈」を育むことが、最大にして唯一の目的となる。ネットワーク会や、私塾にはどの度合いこそ違うが「学ぶ」要素が含まれている。しかし今回は場の提供のみ。幹事側からの場の設定以上の企画は全くなし。全くなし・・・・・・とは、何をすればいいのかよくわからないし・・・・・・企画側としても暗中模索だった。一つ、購買ネットワーク会や私塾に来ていないけど、熱い思いを持ったバイヤーはいるはず、その思いを信じていたのだ。


 終わってみれば、すべてが杞憂だった。いろいろな不安は、全て良い方に裏切られた形だ。幹事の役目として事前に配布した名簿で見つけた、話したい人との間を取り持つ事をやっただけ。会場には音響装置もあるのだが、いたるところでの起こっている会話の輪が「×××の○○さ〜ん」と言う呼びかけをかき消しているほどだ。会話を遮ってはいけない、できるだけ何もしない方が良い、なんて思っていたけど、マイクを使って声を張り上げないと伝わらない。こんな感じで、我々の不安な思いを大きく裏切って、大盛況に終わることができた。


 「××さん、紹介して貰えませんか?」

 

 会場のあちこちで、巡り会ったバイヤー同士が会話に花を咲かせている。当初の申し込み数に対して、実に90%のバイヤーが会場へ足を運んでくれた事になる。熱意の密度は、ネットワーク会や私塾よりも濃かった気がしている。これは初めての試みという事もあるが、きっといろいろな募る思いを抱え、発散できないバイヤーが、まだ世の中にはゴロゴロしている証明だろう。この企画も継続しなきゃ!そう心に誓って、熱い宴の場所を後にしたのである。