手帳オフ会という試み



先日、Twitterでフォローさせていただいていた方のつぶやきを見て「手帳オフ会」出席してみた。御存知な方もいらっしゃるが、私は文房具が好きで、今回のテーマの手帳にしても、いろいろ試行錯誤を行っている。試行錯誤というより、根拠は自分でもよくわからないけど、単純に好きなんだろうなぁ〜と思う。そうそう、思う起こせば、たまたま出張で過ごすことになったロンドンの週末でも、ビックベンととピカデリーサーカスでなく、Firofaxのショップを回ったり、スマイソンという王室御用達のお店をまわったっけ。そうそう、私は文房具好きだった。


そんなわけで行ってみた手帳オフ会。今回のテーマは、日本では新しい!手帳についてのコメントをするもの。


X17-バラクロン システム手帳a5 ダイアリー


会場では、このx17のA5とA6を手に取ることができた。私の中ではA6という選択肢は小さすぎるのでA5を手に取ってみる。そして実際に使用されるシーンを想像して、短時間でいろいろ使ってみる。


まず外観は、有名なモレスキンと同じような黒。そしてハードな使用環境に耐えうるようにとっても堅固な印象を受ける。ただ、あんまり堅固でも、これだけの手帳の厚さがあって、果たして書きやすいのか……

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そして開いてみると、さすがヨーロッパのものづくりの国であるドイツ製だけに、手帳の厚さを忘れるほどに開かれる。端の部分では開いた状態で表しに近い部分が浮いているが、実際に書き始めると、これが意外にもきにならない。こういうのって実用性を兼ね備えた機能美ってやつでしょう。厚い手帳は、最初の段階と使い尽くした最後の段階になるとどうしても書きにくさが拭えなかったが、この製品にそれはあてはまらなないといえる。

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そして実際に書き込んでみる。実際に手帳を購入する場合には、手に取ることはできてもなかなか実際に書き込むことはできない。使用感が重要であるはずの手帳を買う際に、自分がいかに外観にとらわれて買っているかを実感。毎日使うモノだから、使用感って大事なのに。これは新たな発見であった。


手元にあったペン?サインペン ?万年筆 ?ボールペン(ジェットストリーム) ?シャープペン(0.5mm)でそれぞれ書いてみる。書き味は上々で書きやすい。しかし、次ページから前ページの書いた文字が透けて見えるのが、気になるかな?といった感じ。インクがにじむということはない。サインペンでもにじみは無かった。

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この手帳の特徴は、リフィルを4種類ゴムバンドで挟み込める点。このメーカーの上位機種では、時計のバンドを固定するような危惧で、やはりリフィルを固定するモデルもある。4種類といえば、スケジュール、メモ部分罫線、無地、方眼が妥当な組み合わせか。テーマに沿ってリフィルを校正しても良い。製本された決まり切った手帳では窮屈だけど、システム手帳を持つほどではない……そんなユーザーには4種類のリフィルが入れ替え可能というスタイルが魅力的に映るかもかも。


このような感想を、出席者同士で言い合う会なのだが、ご出席された皆さんの手帳への思い入れに脱帽!な会であった。そして、皆さんのブログでの紹介にも、手帳への愛情が感じられるモノばかり。自分では結構文房具には詳しいつもりだったけど、ご出席の皆様の、手帳への愛が感じられるコメントは、少なからず私にも同じような想いがあることを喚起させるに十分なものだった。そして、私が常々思っていた、使用頻度もソコソコに、様々な種類の手帳を買うことへの後ろめたさを払拭するに十分なインパクトを持っていた。今度の休みに、久々に銀座伊藤屋でも行ってみるかな。


そして、今回ご紹介のこの手帳、これから日本で発売されるみたい。