イケてるバイヤーと会うバイヤー



 昨日、ひょんなきっかけで、購買ネットワーク会で知り合ったあるバイヤーと食事をする機会に恵まれた。これまでにも何度かメールで情報交換をしたり、ネットワーク会やHUBで話をしていたが、二人で会うのは始めてである。

 

 「楽しい」その一言に尽きる。私が思うそのバイヤーとは、勝手に「志を同じくするバイヤーの一人」だ。志とは、机をたたいたり、傍若無人にたち振る舞うバイヤーでなく、社内外で現状に疑問を持って、あるべき姿を模索して、実践しているということ。これまでにもメールの節々や、会話の端々にそんな感じを読み取っていたのだが、実際に二人でいろいろ話をしてみて、そんな思いが間違っていないことを確信したのである。これって私にとってはとっても嬉しい出来事。だって、心から同志と思える人に出会えたわけだから、この瞬間を喜ばずに、いつ喜ぶの?って感じである。

 

 お互いの経験を踏まえての情報交換。二人の立場が、直接的には実際の仕事に関係していないが故に、けっこう言いたいことを言っている。表面的な情報交換ではない。そんな中で、これは面白そう!と思ったアイデアがあった。


 いわゆる「ティアダウン」と呼ばれるVAの手法について話が及んだときだ。


 「きっと私が×××さんがやってるティアダウンに参加すると、きっと面白い視点とか、アイデアが浮かびやすいんでしょうね〜」


 バイヤーが、その仕事に真摯に真面目に仕事をすればするほど、視点が狭くなったり、偏った考え方に囚われる可能性が高くなる。人間誰しも真剣になればなるほどある意味で盲目的になるもので、特に出口の見えない深い悩みに苛まれたときなど、そんな傾向が、少なくとも私は強くなる。そんなときは、購買ネットワーク会で得られた友人たちとの会話が、良い刺激になり、何らかの解決の糸口を示唆してくれる場合もあるが、その示唆が得られるプロセスを、業務に直接的にやったりやられたりできないかなぁ〜と思うのだ。これは扱う製品が近い同業者よりも、かなり離れてはいるけど、板金部品は使っている、鋳造品はあつかっているって根本部分での共通項はある方がいいと思っている。まったく違う業界だと、本当に突拍子もない話か、お互い感心して終了・・・ってことになりかねないからだ。双方に信頼関係があってルールを作り、双方が遵守をすれば実現するんじゃないかと思うんだけど・・・。


 誰かとやってみような?仕事とする場合は、職務倫理規定とかに抵触するんだろうけど、一企業という小さな枠を超えて、日本とか、世界の為にはなると思うんだけど。どなたかご賛同頂けないでしょうか〜?