今年2回目の海外出張なバイヤー




数年前まで、月に一回は海外へ行っていたのに比べると、この回数の少なさは、なんなのだろう。なんと12月で今年2回目の海外出張である。海外へ行くのは、ISM総会があるので3回目。これでも、一般的な日本人の渡航回数から判断すると多いのでしょう。


さて今回の海外出張。2年前に約一ヶ月間滞在した場所が目的地。2年前は、その国の大統領選があって、当選した大統領は、大きな支持を受け、この世の春を謳歌していた。そして2年後となる最近、大きな苦境に立たされている。短くもある2年という時間は、人の気持ちを変えるには十分たる時間なのだ。


あと約一ヶ月あるけれども、今年一年を振り返ってみる。同時に2年前から最近までに思いを馳せてみる。2年前と言えば、リーマンショック直後で、それまでの需要が減るのでなく、消えた瞬間だった。生産の減る割合も、酷いところでは7割減なんてところもあった。私の身近なところでも、残業の抑制や帰休をし、なんとか自己防衛をおこなっていたのである。


その頃のブログでも書いているけれど、不謹慎ながらバイヤーにとって不況とは大きなチャンスである。そして今、大きな不況となってから二年で、その大きなチャンスをモノにできたかどうかを考える。う〜ん、ちょっと反省点が多いかも。


どんな反省点か。変っていないのだ。サプライヤー選定にしても、価格にしても、前例を踏襲して……というか、考えずに同じとしているモノが多すぎる。だって、これだけ経済環境が激変しているのに、バイヤーとしてのアクションが変っていないのって、誰かがどこかで変ってくれているはず。変った人は、きっとメリットを得ているはずだ。で、変らない人は、変らない理由を考え出している。


変らない理由を考えるのでなく、変わる方法を考えるよーに、来年はしないと