「遅れているな」と感じたとき

*「遅れているな」と感じたとき


先月、勤務先の本社(欧州)のサプライチェーン部門のトップと面談する機会に恵まれました。本社側での組織と職責について説明を受けた後、私の所属する部門はまだまだ遅れているなと感じました。


しかし、それってこれからやるべき事が明確になったと思えばいいんです。実際にたくさんの「チャレンジ(外国人は好きですよね、この言葉)」があるってことは、なにもすることがないより楽しいはずだな、と思うことにしました。


そして、あたらしいことに続々チャレンジ中。




成果とプロセスのバランス

*成果とプロセスのバランス

成果主義」という言葉が使われたのは、バブルが終わって数年が経過した頃です。成果主義の反対の意味で使われる言葉は、「彼(彼女)は頑張っている/よくやっている」でしょうか。普段の動きが成果に繋がらないことを意味します。

私は成果主義とは、結果のみを評価すること。反対の意味としては、結果はもちろんのこと、途中経過でのがんばりも評価に組み入れるということと理解しています。しかし、全員が全員同じ評価でいいのでしょうか。まだ若い方であれば、間違いや非効率なやり方によって仕事を進めます。途中経過で間違いや非効率さを受け止めて、かつ改善する意志があるかどうかを見極める事が必要です。中堅社員やベテランの場合は、途中経過を見て判断する割合は少なくなりますね。本人が「頑張った」など主張するのは論外です。経験を積み重ねによって、より成果にこだわることが重要です。


●今日の金言他人には、すべてを拒むことができる。しかし自分自身にはなにも拒めない。ジヱイムズ・ハン卜


そして、週刊で調達購買の今をお届けしています。




トップバイヤーの条件〜自社を知る

*トップバイヤーの条件〜自社を知る


最近では、サプライチェーンや調達購買への注目が集まっています。20年近くバイヤーをやっていても、かつてないほどの注目度です。ビジネス本や、様々な文献で「×××式コスト削減」といった特集や、本を見かけることも多くなりました。しかし、そんな特集や本の活用には注意が必要です。


「×××」の部分に当てはまる言葉は、昔トヨタで、今アップル/サムスンでしょう。確かにその時代で注目を浴びるエクセレントカンパニーです。しかし、トヨタにしても、アップル/サムスンにしても、際立った特徴を持つ企業です。そして際立った特徴によって、サプライヤーには「魅力的な顧客」と映ります。そしてサプライヤーは「売り込みたい!」と希望を持つ。この「魅力的な顧客」とは、有利な購買をする力になります。


エクセレントカンパニーのベストプラクティスには学ぶべき点が多い。これは紛れもない事実です。しかし、まったくおなじ事を再現することはできません。エッセンスを解き明かして、自社にできること、できないことを見極める必要があるのです。そのために、まず自社を正しく理解します。強みも弱みも理解することが必要なのです。


●今日の金言

成功は、結果で計るものではなく、費やした努力の総計で計るべきである。トーマス・エジソン


そして、ここでもいろいろ書いてます。




自由なバイヤーとして動き回るために

*自由なバイヤーとして動き回るために


個人で「買う」事と異なって、企業内の調達・購買部門で「買う」とは、いろいろな制約があります。自分で好きなように買うものを選べるわけではありません。他の部門が希望するものを、サプライヤーを探して買ってこなくてはなりません。それもできるだけ安く、短い納期で買わなければなりません。

制約条件があるので、自由にバイヤーとして動くためには、社内の関連部門から「こんなものが欲しいよ」という情報を早めに集めなければなりません。情報を集めるために、

・自分が担当しているサプライヤー
サプライヤーの特徴

といった情報を、自分から関連部門に知らせることが必要です。もっとも効果的な手段は、関連部門から質問があったときに、期待以上の回答ができるかどうか。聞いた側からすれば期待以上ですが、その中に自分がベストと判断する内容を盛り込みます。その「盛り込む」ことは、バイヤーが自由にできるのです。


●今日の金言

生活の堕落は、精神の自由を殺す 夏目漱石


そして、ここでもいろいろ書いてます。





時間は生み出すもの

*時間は生み出すもの


「1時間争奪戦」ってご存知ですか?普通に生活……寝て、食事をして、通勤して、仕事して必要な時間を、24時間から差し引くと、1時間くらいしか残らないんです。「なにかしよう!」と奮起する際に、実際にできる時間があるかどうかって重要ですよね。


一方で、漫然と時間を使ってしまうこともあります。テレビを見る時間は、その最たるものですね。また通勤時間にしても、混雑の苦痛に苛まれる時間とするか、それともピークをずらして座ったり、また立っていてもなにかやっていれば、それは有効な時間へと生まれ変わります。私は郊外に勤務しているので、一日数十分は同じ電車にのります。この時間をどうやって有効に使うのかは大きなテーマです。


●今日の金言

あることを真剣に三時間考えて、白分の結論が正しいと思ったら、二年かかって考え続けても、その結論は変わらない
だろう。

フランクリン・ルーズベルト


三時間は少し難しいかもしれませんが、5分や10分であれば、なんとか工夫して生み出せませんか。そんな時間を「真剣に考える時間」とすれば、1年でも1日5分を積み重ねると、30時間にもなります。考えることを後回しにせず、生み出せる時間内で考えて結論を導きたいですね。


そして、ここでもいろいろ書いてます。





成長を実感する方法

*成長を実感する方法


成長したいですか?


もっとも簡単に成長を実感する手段は、ささいな仕事の処理に費やした時間を計測して、1分1秒でも早く処理できるようになることです。いわゆる「業務処理」と呼ばれる仕事は、正確さが担保できれば少しでも早く完了すべきです。例えば「資料のコピー」という「処理」でも、コピー機の機能を知ることで、短時間に完了することが可能です。同じ時間での処理量を上げることは、間接部門で働く我々にも当然求められるわけです。


●本日の金言
天才とは、本質を見抜く人のことである
トーマス・カーライル

本質はなにかという根源的な問題でなく、もっと身近な問題として考えてみます。

週三回以上会議をする会社は潰れる、そんな話を聞きました。私の勤務先も潰れます(笑)会議の開催頻度は、それこそ企業によっても異なると思います。しかし、そもそもなぜやっているのかがわからない会議ってありませんか?この瞬間にその場所にいる意義を考えてみましょう。会議の意義とは、開催目的です。目的が見いだせない会議が、ほんとうに無駄な会議なのです。

そして、ここでもいろいろ書いてます。





失敗への対処


*失敗への対処


今、私は関連部門のミスの挽回に奔走しています。法人として考えたとき、またお客様の意向を第一に考えれば、原因追及や責任の所在の明確化よりも、正常化が優先すると考えるためです。しかし、正常化が完了したら、ミスの原因について徹底的に追求します。問題には必ず原因があるし、解決せずに残せば、ふたたび必ず発生するのです。これは明らかな事実です。もちろん、人を糾弾するのでなく、ルールや仕組みにフォーカスします。


また「罪を憎んで人を憎まず」と言いますね。しかし「罪」であることは、やらかしちゃった人に、十二分に理解をして貰います。これも必要な再発防止策です。


●今日の金言

忍耐強い人の怒りを恐れよ Fear the wrath of the patient man
ジョン・ドライデン

私の周囲を見回しても、この言葉は当てはまる人が多いですね。非常に穏やかな印象を持っている方ほど怒らせたら怖いですね。穏やかな人は、冷静でもあります。だからこそ、我を忘れる怒りが起こったときはコワイ。逆を考えれば、普段よく怒る人って、怖くないのでしょうね。


そして、ここでもいろいろ書いてます。